無垢の家

Murayama／NAGANO／2009

  長野市東部に位置する既存集落にある住宅のリフォーム計画。築２０年程の既存住宅はしっかりとした在来工法で建てられており、家族のライフスタイルの変化による対応は充分可能である。既存の約半分、水廻りと主空間、更に階段の架け替えといった大掛かりなリフォームとなっている。
   この家のあらゆるところに使われている無垢材は全て長野県産の木材。外部羽目板は唐松のチャンネルサイディング、構造材は唐松、内部の床板は赤松、システムキッチンはオニグルミ、建具はカバサクラやオニグルミ更に唐松も使われておりまさしく「無垢の家」である。
   トップライトから差し込まれる光とオニグルミで作られた折れ戸障子から漏れる寂光がなんともいえない柔らかな空間を醸し出している

DATE
所在地：長野市村山
主要用途：住宅
設計：和建築設計事務所
施工：やま秀 田中建設 + 建築工房 アーキクラフト
構造／工法：木造在来軸組工法
延床面積：92.78 m2（28.07坪）
竣工：2009.0