県産材「北信濃の杉」の家 NPO-#019
Shinonoi/NAGANO/2015
長野市郊外の南西部に位置する5区画の分譲地。お客様は仕事上の県内転勤を考慮し、JRの駅に比較的近い土地探しから相談された。 今回の土地は事前に地盤調査をさせて頂き、土地と建物の総コストをできるだけ抑える上で杭工事が必要ない比較的地盤の安定した土地というのも必須条件とされた。
県産材「北信濃の杉」の家シリーズの第19作品目。お客様の要望は、当社が提案しているハーフビルドを取り入れてDIYにチャレンジしたいとの事。具体的には、クッションフロア張・クロス貼・2F無垢板床張を土日の2か月を利用しDIYで仕上げている。最初はなかなか思う様に進まなかったDIYも完成まじかにはプロ顔負けの仕事ぶりになっていました。
1FはL型の対面キッチンを中央に配置し、リビング・和室・主寝室・ユーティリティーといった動線がコンパクトにまとめられている。ペレットストーブが置かれたリビングの吹抜けを介して2Fはスタディーホールを中央に配置している。子供部屋は4畳×3室を当面は1部屋として使用し、将来建具や家具(DIY)で仕切るように計画している。
外観は2F南側全面にウッドバルコニーを計画し、北信濃の杉の「木」とそとん壁の「土」とガルスパンの「金属」のコラボレーションが醸し出す素材のコントラストがその表情を豊かにしている。
DATE
所在地:長野市篠ノ井
主要用途:住宅
設計/施工:やま秀 田中建設 + 建築工房 アーキクラフト
構造/工法:木造在来軸組工法
延床面積: 118.41m2(35.82坪)
竣工:2015.02