県産材「北信濃の杉」の家 NPO-#018
Doguchi/CHIKUMA/2014
千曲市東部に位置する30年程前に造成区画された既存の団地。お客様は5年ほど前から今回の敷地に建てられている平屋の賃貸住宅に住んでおられた。南側の道路を挟んでご主人様のご実家という好条件もあり、オーナー様に相談し敷地を譲って頂き、本計画となった。
県産材「北信濃の杉」の家シリーズの第18作品目。お客様の要望は、「親子3人が快適に暮らせるほど良い住まい」。以前からこの地に住まわれていることもあり、西日の強さにはかなり悩まれていた。その問題を解決する方法として、西側に余間としての和室を緩衝として設け、窓も小さな地窓のみとしている。2階にはご希望であったご主人様の書斎を主寝室とWICで繋がる計画とし、更に南側には雨の時も問題無く洗濯物が干せる、大きな屋根付バルコニーを設けている。
外観は北西に黒の外壁で閉じ、南東に白の外壁で開いている。モノトーンの外壁と表しの木が醸し出すシンプルな和モダンが感じられる。
DATE
所在地:千曲市土口
主要用途:住宅
設計/施工:やま秀 田中建設 + 建築工房 アーキクラフト
構造/工法:木造在来軸組工法
延床面積: 110.13m2(33.31坪)
竣工:2014.09