二世帯へのリノベーション
Wakaho/NAGANO/2012
長野市郊外の南東部、市街化調整区域内の既存集落。計画建物は40年前に建てられた物置のリノベーション。1回目は20年前の母屋建替えの際に仮住まいとしてリフォームされ、今回は2回目となり二世帯住宅への全面改修である。
母屋との床の高低差約60cmを2ヵ所の階段でスキップフロアとし、各階から母屋へ負担無く動線が取れるように計画した。1階は水廻り中心のLDKとし、2階に個室二間+WICを計画。
天井が低く圧迫感が感じられた空間に広がりを確保する為、小屋組みを表しにして船底天井とした。表しになった古材の小屋組みは、お客様自ら磨き、塗装をDIYで実践している。
寝室で天井を見上げた時、木組みの美しさと時の移り変わりが何処と無く心を落ち着かせてくれる。
DATE
所在地:長野市若穂
主要用途:二世帯住宅
設計/施工:やま秀 田中建設 + 建築工房 アーキクラフト
構造/工法:木造在来軸組工法
延床面積:91.27 m2(27.60坪)
竣工:2012.09